兼久『高良神社』の双体道祖神
米子市のサイノカミ

鳥取県西部の民俗と石造物

米子市兼久のサイノカミは高良神社にあります。
対象の依り代は双体道祖神ですが、ふだん祠「幸神宮」に収められているため見ることができません。
ちなみにこの高良神社は珍しい下り宮です。

米子市 兼久 高良神社
2022-02-05
目印
高良神社
対象

双体道祖神

参考

石に刻まれた祈り2 No.37
鳥取縣神社廳

依り代について

お目当ての祠「幸神宮」は拝殿向かって10時方向にあります。
参考とさせていただいた資料には高島氏撮影による写真が掲載されていますので特徴を書き出してみると…
小型。
ゴツゴツした自然石にボウル型の彫込み。
中には肩組み図案の仲良し双体神立像が半丸彫りされている。
といったところです。

また由緒には猿田彦神が合祀されている旨の記述がありますので引用します。

猿田彦神は摂社で字新屋敷に鎮座。(中略)いずれも明治元年の合祀である。
鳥取県神社庁

Gallery

米子市 兼久のサイノカミ 高良神社の双体道祖神
2022-12-24
米子市 兼久のサイノカミ 高良神社の双体道祖神
2022-12-24
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米子市 兼久のサイノカミ 高良神社の双体道祖神
2021-02-20

下り宮とは

下り宮(くだりみや)とは、本殿まで参道を下って参拝する神社を指します。
全国的に見ても珍しい神社で、日本三大下り宮と称される神社には次のようなものがあります。
草部吉見神社
鵜戸神宮
・一之宮貫前神社

神社めぐりがお好きな方も参拝なさってみては如何でしょうか。

表記ゆれ

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