鳥取県西部の民俗と石造物
牛馬供養塔、庚申塔、地神塔
牛馬供養塔、庚申塔、地神塔
最終更新:2024-12-04
県道210(上石見黒坂停車場線)を走っていると、北側の斜面に思わず二度見して引き返すレベルの石造物が沢山並んでいます。
昭和50年台に行われた圃場整備に伴い周辺の石造物が集められた場所(町史)なのだそうですね。
道後山周辺で多く見られる異様に大きな地神塔であるとか、不思議な図案の庚申塔など興味深い石造物に目移りするなか馬頭観音も見られます。
庚申塔
剃髪、単面四臂の立像。
犬猿酉鳥が描かれているほか、享保十〇年 上石見村 定六~ 酉十月吉日の文字が認められます。
自然石「馬頭観音」
文字碑です。
明治十三年六月廿六日 馬頭観世音 願主 藤定大吉と、深く大きく彫ってあります。
地神塔
依り代の正面に大きく地神。
また足元の石に安達〇〇 藤定〇〇 安達吉治 塩見根太郎 塩見甚蔵 山根組中 㔺話人 清水定六の文字が認められます。