鳥取県西部の民俗と石造物
牛馬供養塔
牛馬供養塔
最終更新:2024-12-02
猪子原上石見停車場線を走っていると井原下辺りの道端で3基の石造物がチラッと姿を見せます。
草むらの中あまりに唐突に立っていますので、恐らく余程好きな人でないと目に入らないのではないでしょうか。
うち2基が推定牛頭観音です。
今回のテーマに取り組もうと考え始めたきっかけというのが、実はここにある石仏があまりにユニークであったからだという思い出深い場所だったりもします。
これらが牛馬供養を目的とした石造物群の其々いちバリエーションであると考えるに至るまで、思えば随分長い紆余曲折を経たものです。
フー…🚬(遠い目)
牛頭観音(推定)
恐らく牛の宝冠。
三面で手は見えません。
また柔和相であり剃髪。
明治四十四年 〇田〇〇の文字が認められます。
牛頭観音
牛の宝冠。
三面六臂の立像。
柔和相にして怒髪あり。
文字はスペース的にありそうなのですが認められません。