安原『北野神社』の双体道祖神
西伯郡大山町のサイノカミ
大山町安原のサイノカミは北野神社の拝殿向かって12時方向にあります。
道真公をお祀りするだけあり梅の木が見どころです。
依り代は双体道祖神が5基。
森氏の調査では6基の依り代が確認されていましたので、現在は1基失われていることになります。
わら細工を供えていたのは、秋葉さんの前にある榎(えのき)の木であったと近隣のおっちゃんにお聞きしました。
それでは手前から順に見ていきます。
双体道祖神×5基
塞神考(290)
現地立て看板
聞き取り
鳥取縣神社朝神社廳詳細ページ
道祖神は、本来、境を守り、集落の外部から入ってくる疫病や災害などの災厄をもたらす邪霊、悪神を防ぐために祀られている神であるが、村境や辻に祀られることから行路を守る性格を持つようになった。
そのため、塞神・道陸神・岐神・石神などと呼ばれる。
道祖神の形態は、丸石・陰陽石・石像・石祠など様々に彫られ、男女一体道祖神のこともあれば、双体道祖神の場合もある。
正月には道祖神祭りが行われる。
立て看板より
依り代について(手前)
中型の自然石。
円形の彫り込み。
枠が凝った感じです。
中に浮き彫り線刻の双体神立像があります。
向かって右の男神は冠、笏、佩刀。
左の女神の所持品はわかりません。
文字はなさそうに見えます。
類型:冠タイプ
依り代について(手前から2番目)
大型の自然石。
円形の彫り込みに浮き彫りの双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏。
左の女神は宝珠を捧げ持っています。
読める文字は残っていませんが、下の方に削り取ったような跡が見られます。
類型:墓下タイプ
依り代について(手前から3番目)
大型の自然石。
円形の彫り込み内には線刻の双体神立像があります。
向かって右の男神は冠に笏。
左の女神は扇を所持しています。
文字はなさそう。
類型:冠タイプ
依り代について(手前から4番目)
中型の自然石。
下部のみ像の姿が残っており、直線的な彫り込みの中に浮き彫りの双体神立像がかろうじて確認できます。
左に文字らしき線刻も見えますが読めませんでした。
依り代について(手前から5番目)
大型の自然石。
彫り込みは円形で、その中に浮き彫りの双体神座像があります。
向かって右の男神は冠とあとおそらく右手に笏を所持しています。
左の女神の所持品は不明。
いくつか文字らしき線刻が見えるような気はしますが読めませんでした。
類型:横向きタイプ
その他くちなわさんなど
荒神さんについて立て看板より引用します。
大藁蛇の目に電球が仕込んであるのに感動!
冒頭のおっちゃんによると流石に目は光らないそうですw
荒神は屋内に祀られるときは「かまど神」すなわち「火の神」として、屋外に祀られるときは「土地の神」つまり「屋敷神」、「地主神」としての信仰がある。
そこには極めて祟られやすく、荒れやすい性格を持つことから、牛馬の守護神、山の神、農耕の神としての特徴を備えている。
このことは天照大御神の御弟神で気性が激しい神、素戔嗚命にたとえられ、邪悪を退除し、平定の偉業を果たされた神としても祀られている。
稲藁の大蛇を奉納する祭事は、毎年4月25日の氏神さんの例祭の日に大蛇を作って、農神、水神を祀っている。
立て看板より
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神