鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川以西
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川以西
最終更新:2024-11-06
米子市新山のサイノカミさんは砥石池のほとりにあります。
実は米子市民にとってもなじみの深い加茂川の源流だったりする新山地区。
砥石池は、この辺りに多く点在するため池群のうちのひとつです。
調査対象の依り代は双体道祖神が1基。
目印
砥石池
対象
双体道祖神
参考
石に刻まれた祈り2 No.15
依り代について
中型。
大まかな台形の自然石に宝珠の形をした彫り込み。
その中に双体神座像が浮き彫りされています。
向かって右には男神、左に女神が描かれておりそれぞれの所持品はパッと見わかりません。
しかしその髪型とノーブルな見た目から、類型の図案があることに思い当たります。
類型:おだんごタイプ
よって男神が笏を、そして女神が由布を所持していると推定することができます。
Q.E.D.
あと右の方に願主氏子中と書いてあります。
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神