鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
最終更新:2024-10-4
米子市淀江町淀江八区のサイノカミは山陰本線の脇。
宇田川橋梁の近くにある馬頭観音の祠が目印です。
対象の依り代は双体道祖神が1基。
目印
馬頭観音の祠
対象
双体道祖神
参考
塞神考 No.337
淀江みちくさ手帖
淀江町誌
依り代について
- 小型
- 駒形の切り石
- 浮彫り線刻
- 双体神立像
双体神立像が浮彫り線刻されていたそうですが今は殆ど見えません。
ただ、令和5年の時点では彩色の跡がうっすら残っており、斜め向かい合わせの立像らしい構図を読み取ることができました。
おそらく墓下タイプではないでしょうか。
念のため、馬頭観音は祠が開いている日に撮影させていただきました。
ちなみにこの場所がやっかい坂と呼ばれるようになった経緯については次のとおりです。
やっかい坂(おせわ坂ともいう)
八区馬頭観音のある坂の所で、大正十四年ガードができるまではこの坂をあがって、線路を越してくだった。
大変急な坂で、上りも下りも他人の厄介にならねば越せなかったので、この名がついた。
いまも僅かに昔の名残りをとどめる。
八区馬頭観音のある坂の所で、大正十四年ガードができるまではこの坂をあがって、線路を越してくだった。
大変急な坂で、上りも下りも他人の厄介にならねば越せなかったので、この名がついた。
いまも僅かに昔の名残りをとどめる。
淀江町誌より
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神