鳥取県西部の民俗と石造物
牛馬供養塔
牛馬供養塔
最終更新:2024-11-29
日南町豊栄名谷の道路脇にポツポツと、牛馬供養が目的だと考えられる4基の石造物があります。
牛荒神(推定)
牛の宝冠。
単面二臂の座像で蓮台に座っています。
福栄神社の牛荒神像と似ていますので牛荒神と推定しました。
〇〇名谷完治 明治丗七年十一月十一日の文字が認められます。
不明の牛馬供養関連石仏
牛もしくは馬の宝冠。
単面二臂、合掌している柔和相の立像で、地蔵尊と間違えやすいタイプです。
文字は書いてありそうですが認められません。
不明の牛馬供養関連石仏
牛もしくは馬の宝冠。
単面二臂、合掌している柔和相の立像。
(↑)同様地蔵尊と間違えやすいタイプです。
文字も同じく認められません。
不明の石造物
頭の上に不自然なスペースがあり何らかの意匠があった可能性があります。
ただいくら目を凝らしてもそれらしい凹凸が認められず、牛馬供養を目的とした石造物である可能性が捨てきれないといった程度です。
ちなみに弓状の物体を斜めに所持する石仏というのを他に見たことがありませんので、近隣で類似のデザインが見つかった場合、芋蔓式に正体がわかる可能性もあり。