鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
最終更新:2024-10-2
淀江町淀江二区の公民館にはいくつかの石造物が集められています。
それらの中にはサイノカミさんが混じっており、今回の調査対象は4基の双体道祖神です。
目印
淀江二区公民館
対象
双体道祖神×4基
参考
塞神考 No.330
淀江みちくさ手帖
淀江町誌
依り代について(左端)
- 中型
- 駒形の加工石
- 駒形の掘込み
- 浮彫り
- 双体神立像
類型 ⇨ 烏帽子タイプ
依り代について(左から2番目)
- 中型
- 不明の加工形状
ベースとなる石の奇抜な形がまず目を引きます。
狂気の山脈で発見された海百合状生物に見えなくもありませんが、とりあえず前面を整えて立像を浮き彫りにした痕跡が見えます。
ものの本には傘石とも書いてありますが、いったい何なんでしょうね。
依り代について(左から3番目)
- 中型
- 縦長の自然石
- 四角形の掘込み
- 浮彫り線刻
- 双体神立像
類型 ⇨ 淀江タイプ
依り代について(左から4番目)
- 中型
- おおまかな三角形の自然石
- 浅い四角形の掘込み
- 浮彫り線刻
- 双体神立像
斜めに向き合った双体神の意匠であることがかろうじてわかります。
類型 ⇨ (たぶん)墓下タイプ
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神