鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
最終更新:2024-10-5
米子市淀江町西原十区の公民館裏にはサイノカミさんがあります。
対象の依り代は双体道祖神と自然石ですが…実はちょっと曰く付きです。
目印
西原十区公民館
対象
双体道祖神
自然石
参考
塞神考 No.342
淀江みちくさ手帖
淀江町誌
依り代について
建物裏にひっそりと置かれています。
他の区の公民館のように玄関横など、人目につきやすいところに置けば良いのに。
何故そうしないかというと…
動かそうとして祈ったところ、動く意思のない旨託宣があったとのこと。
つまり
祟りを恐れて動かさない
という。
そりゃ無理だ。
依り代の特徴としては、縦長の自然石に双体神立像の線刻。
淀江タイプの図案です。
また田倉東町と彫られていますが、一部削り取られているようにも見えます。
もう一基、不定形自然石の依り代もあるそうですが、近くにいくつか転がっている石のうちどれなのかわかりませんでした。
こういう事があるから彫り物って大事なんですよね。
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神