鳥取県西部の民俗と石造物
牛馬供養塔
牛馬供養塔
最終更新:2024-11-19
軽なら2速でなければ上がれないような九十九折の坂道。
その途中、カーブのひとつに退避場があり、端のほうに2基の石造物が立っています。
牛荒神
文字碑。
向かって正面に牛馬安全 牛荒神。
裏面に大正十二年五月廿八日建之 須村米太郎と書いてあります。
基本的に文字碑ですが、下のほうに2頭の牛が向かい合わせになった図案が浮き彫り線刻されています。
とてもスタイリッシュでかつ可愛らしく、文字も達筆ですので何気にお気に入りの石造物だったりします。
牛頭観音
牛の宝冠。
三面六臂に怒髪。
恐らく馬口印。
彫りが極めて明確で美しく、一般的な馬頭観音の特徴をほぼ備えていることが明確にわかります。
ただ、宝冠が牛ですので牛頭観音としました。
前の時代に牛荒神碑が造立されていますので、もしかすると牛荒神かもしれません。
右上の方に昭和〇〇と書いてあります。