鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
最終更新:2024-10-9
米子市淀江町福岡には2ヶ所にサイノカミがあります。
そのうちのひとつがここ上淀白鳳の丘展示館の駐車場にあります。
厳密にいうと民間信仰の対象として造立された依り代ではありませんが、淀江の民俗を象徴するような石造物です。
ここは埋蔵文化財が専門ですが石造物にも強いぞ!
目印
上淀白鳳の丘展示館
対象
双体道祖神
参考
塞神考 No.309
淀江みちくさ手帖
依り代について
大型の自然石に神殿、その中に双体神座像が線刻されています。
男神は佩刀し笏、女神は扇を所持。
ここの依代は新しく、
昭和五十四年十二月
淀江のサイノカミ出版記念
淀江中央公民館歴史教室
と彫られているとおり、昭和生まれです。
これだけ新しく、また克明に線刻されているにも関わらず、双体神の顔が見えないところなど、もしもわざとそのように作られたのなら芸が細かいとしか云い様がありません。
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神