サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
米子市蚊屋には2ヶ所にサイノカミさんがあります。
そのうちの1基がここ中島神社にある双体道祖神。
令和4年現在、米子市で最も若い依り代です。
昔はエノキの大木に藁馬や苞などを供えたという聞取り結果がありますが、石造の道祖神が新たに造立されるという地域活動の機運高まる現在はどんな行事が行われているのでしょうね。
エノキの大木
双体道祖神
塞神考 No.362
石に刻まれた祈り2 No.20
依り代について
中型。
戒名板的なツルツル石材。
宝珠の形をした薄い彫込み。
中には浮彫り線刻の双体神立像。
向かって右、鼻高の猿田彦命は剣(つるぎ)と槍を、左の天鈿女命は御幣と宝珠を所持しています。
落ち着いて考えてみると、神代に活躍していた猿田彦命が打刀を帯びていたり太刀を佩いていたりするのも妙な話ですよね。
⇧今まで違和感がなかった…w
こういう適当なところが民間信仰の面白いところだとも言えますが、ここの図案は本当にリアルに描かれています。
古代史研究なり道祖神の研究なりが随分と進んだ現代ならではとも言えるのでしょうか。
ちなみに右側に平成十一年十月吉日
左には村中と書いてあります。
冒頭でも書きましたが、この記事を書いている令和4年現在、米子市で最も若いサイノカミの依り代である筈です。
見た目からしてめっちゃ新しいですね!
2番目に若いのは、平成6年に再建された米原神社の双体道祖神。
そして3番目は、平成2年に追加された亀甲神社の二基。
だったような…
⇧だんだん自信が無くなってきた
表記ゆれ
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