鳥取県西部の民俗と石造物
牛馬供養塔
牛馬供養塔
最終更新:2024-11-19
国道183号線を多里方面へ走っていると、宮内に入る手前のところに立石があります。
東村の牛頭観音です。
実は私が現在確認している中で唯一確定の牛頭観音だったりします。
牛を冠していようが馬を冠していようがなんとなく馬頭観音と呼んでしまうような風潮があり、実際私の知り合いも馬頭観音と総称していました。
そういった下地がある中で、施主が明確な認識でもって牛頭観音と呼称し供養碑を造立した実績が残っているというのは大事な情報だと思うのです。
近隣の牛馬供養に対する認識が如何に成熟していたかを知ることができるような気がします。
牛頭観音
立石の文字碑。
正面に牛馬安全 昭和三十三年六月 牛頭観世音 木村種野建と書いてあります。