上萬~壹宮神社の双体道祖神
西伯郡大山町のサイノカミ
大山町上萬のサイノカミは壹宮神社の鳥居横にあります。
依り代は双体道祖神が8基。
また、神社の奥のほうにも陽石がありますが、サイノカミとしてお祀りされているのかどうかはわかりません。
双体道祖神×8基
陽石×2基
ー
依り代について(手前)
超大型の自然石。
円形の彫り込みに浮き彫り線刻の双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏を身に着け佩刀しています。
左の女神は宝珠を所持しているように見えますがちょっと自信がありません。
右のほうに「慶應二寅」。
左のほうには「妻木村」の文字があります。
類型:墓下タイプ
依り代について(手前から2番目)
中型の自然石。
円形の彫り込みに浮き彫り線刻の双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏。
女神の所持品はわかりません。
文字は無さそうです。
類型:墓下タイプ
依り代について(手前から3番目)
中型の自然石。
社殿の形をした浮き彫りの中に双体神立像が浮き彫りされています。
向かって右の男神は冠に笏。
左の女神は扇を所持しています。
文字は無さそうです。
類型:淀江タイプ(推定)
依り代について(手前から4番目)
中型の自然石。
双体神立像が直に線刻されています。
向かって右の男神は冠に笏。
左の女神は宝珠を所持しています。
文字は無さそうです。
類型:墓下タイプ
依り代について(手前から5番目)
小型。
かまぼこの形をした加工石。
双体神が半丸彫りされていますが、摩耗の度合いが大きく詳細不明。
依り代について(手前から6番目)
中型の自然石。
おにぎりのような形をしています。
駒形の彫り込みに浮き彫りの双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏。
女神の所持品はいちおう不明ですが、神楽鈴に見えないでもありません。
文字は無さそうです。
類型:冠タイプ
依り代について(手前から7番目)
丸彫りの双体神立像。
小型です。
向かって右の男神は烏帽子に笏。
左の女神は神楽鈴を所持しています。
類型:烏帽子タイプ
依り代について(手前から8番目)
大型の自然石。
円形の彫り込みに線刻の社殿と双体神立像。
向かって右の男神は冠に笏。
左の女神は宝珠を所持しています。
文字は無さそうです。
類型:淀江タイプ
依り代について(陽石)
拝殿向かって11時の方向にちん…陽石があります。
奥の方にある1本はあからさまにちん…男根の形状ですので間違いありませんが、もう1本手前の方に微妙なのがあります。
間違いだったらごめんなさい。
鳥居の横にある道祖神とは扱いが別のようで、サイノカミとしてお祀りされているのかどうかいまいちはっきりしません。