鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
最終更新:2024-10-23
米子市下郷(しものご)のサイノカミは下郷神社にあります。
対象の依り代は双体道祖神が1基と…そしてもうひとつ、なんとも言えず可愛らしいのがありますので、まぁ順にご説明します。
目印
下郷神社
対象
双体道祖神
神殿
参考
塞神考 No.391
石に刻まれた祈り2
依り代について(双体道祖神)
大型の自然石。
前面をスパッと平らにしてツボ型の彫込み。
中に双体神立像が浮彫り線刻されています。
向かって右の男神は鼻高の猿田彦であり刀を挿して槍を持っています。
太刀なのか打刀なのかはちょっと判別がつきません。
左の女神は分かり難いですが長刀を所持しています。
宝珠であるとか扇の類を所持している事が殆どですので、かなり武装度の高い図案だと言えます。
またふっくらとした特徴がありますので、猿田彦を見るまでもなく天鈿女命だと分かる人には分かるかもしれませんが私は分かりません。
(`・ω・´)キリッ
上の方に獻奉
左右には、
下郷村中
明治三十二年九月吉日
と彫ってあります。
裏面には施主について書いてあるようですが未確認。
類型:武装猿田彦タイプ
依り代について(神殿)
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神