サイノカミ、道祖神
米子市/日野川以西
米子市宗像には2ヶ所、計2基のサイノカミさんがあります。
そのうちの1基がここ宗形神社前にあります。
ちなみに宗形神社が目印ではありますがけっこう離れておりまして、神社に向かって右、加茂川沿いを100m程進んだ道の脇にある石造物群。
その中にある双体道祖神が調査対象であるサイノカミさんの依り代です。
隣にある勝新太郎っぽい石仏も見どころですw
双体道祖神
石に刻まれた祈り2 No.12
Gallery
依り代について
小型。
前面を整えた自然石に半円形の彫込み。
その中に双体神立像が半丸彫りされています。
所持品はありませんが、やや情熱的な印象の図案です。
鳥取県西部ではストイックな依り代が多く、いわゆる淫祠と呼ばれるエッチな依り代なんかはほとんどありません。
よってこれだけ控えめな親密さでも珍しい部類に入りますので、サイノカミめぐりを行うのでしたらここは外せません。
何より彫りが美しい!
野晒しで年中拝観できることもあり、はっきり言っておススメです。
お船塚の言い伝え
因みにこちらの宗形神社、その名前からノーヒントでもふわっと九州のあたりが脳裏に浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
ところがさらに踏み込んで、付近にあったとされるお船塚の言い伝えも考慮したうえで、隼人族が大挙して海を渡ってきた名残りではないか?
という考察を米子市秘書広報課様が行っておられます。
当然真偽を確かめるすべとてありませんが、とても面白いお話ですのでここでご紹介させていただきます。
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神