鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
最終更新:2024-10-13
米子市河岡のサイノカミは御崎神社境内にて配祀されています。
対象の依り代は2基。
拝殿向かって2時方向にあります。
向かって左が双体道祖神、右が自然石です。
目印
御崎神社
対象
双体道祖神
自然石
参考
塞神考 No.377
石に刻まれた祈り2 No.33
依り代について(左、双体道祖神)
大型。
自然石の前面をマフィンのような形に彫込み、双体神立像が恐らく浮彫り線刻されていました。
今は何らかの理由で線刻が失われており、浮彫りのシルエットのみ見ることが出来ます。
辛うじて男神が佩刀し槍を持っていることがわかります。
類型 ⇨ (たぶん)武装猿田彦タイプ
右には
世話人惣兵衛
慶応三卯二月日
左に
世話人九良兵衛
と彫られています。
下の方にも何か書いてありますが読めません。
⇧コケそのまま派
御崎神社の御祭神
ありがたいことに石碑が建っており、ご祭神がばっちり明記してありますのでここに引用しておきます。
ちゃんと塞の神(道祖神)と書いてあるところが憎いぜ!
閑話休題
ものすごーくどうでもよい事なのですが、ここの手前にある踏切が第3種(※)です。
わりと珍し
ほんとにどうでもいいですね。
※第3種踏切:警報機と警標がついていて遮断器の無い踏切、実は警標のみの第4種より少ない
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神