富吉荒神社の双体道祖神
西伯郡日吉津村のサイノカミ
日吉津村富吉のサイノカミは富吉の荒神社にあります。
依り代は双体道祖神が1基。
双体道祖神
現地案内板
依り代について
大型の自然石。
正面に駒型の彫り込みがあり、その中に浮き彫り線刻の双体神立像があります。
男女神ともに所持品は無し。
彫り込みの右に○○中 世話人 池口○○ 山田松○ 松原○○ 竹本○○ 井○○○。
左に明治八年 乙亥六月 石工定十の文字が認められます。
立て看板より引用
村指定文化財さいの神
さいの神は「塞の神」が本来の意味で、悪病などが村に入らないように祭った。
のちには「幸の神」などとなって、特に縁結びの神として祭られるようになった例が多い。
祭り方は県内でもいろいろあるが、当村のように石に男女の神像を刻んで祭る例は西部では多い。
12月14日の夜半、藁馬と藁ずとに入れた「だんご」を供え、だんごは藁火で焼いて持ち帰る。
昔は他村のさいの神を盗むと良縁があるというので若者が数名でかついで帰ることもあった。
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神