大袋|バス停付近山裾の双体道祖神
米子市のサイノカミ

鳥取県西部の民俗と石造物

米子市大袋のサイノカミさんはバス停近くの山裾にあります。
手摺など無い高所にありますので足元に注意が必要です。
対象の依り代は双体道祖神が1基。
実はたいへん珍しい特徴を持った道祖神でして…

米子市 大袋 バス停付近
2022-02-05
目印
大袋のバス停
対象

双体道祖神

参考

塞神考 No.393
石に刻まれた祈り2 No.17

依り代について

小型。
神殿を模した形状の加工石にほぼ方形(6角形)の彫込み。
中に双体神座像が半丸彫りされています。
向かって右の女神は由布を。
左の男神は笏を所持しています。
おわかりでしょうか。
一般的に上座とされる左側(向かって右)に女神が描かれている大変珍しい図案です。
米子市内ではここ大袋の他に、小波上の三輪神社で見ることができます。
諸説ありますが、男性が向かって左に立つ西洋の考えを採用なさった大正天皇御在位以降の作である可能性が高い、という制作年代推定の手がかりとすることも出来るかもしれません。

米子市 大袋のサイノカミ バス停付近山裾の双体道祖神
2022-02-05
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表記ゆれ

サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神