鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
最終更新:2024-10-26
米子市二本木には2ヶ所にサイノカミさんがあります。
そのうちの1基がここ大畑神社にある双体道祖神です。
目印
大畑神社
対象
双体道祖神
参考
石に刻まれた祈り2 No.19
依り代について
大型。
ザクザクオートミールクッキー的形状の自然石。
神殿の線刻と方形の彫込み。
中に双体神立像が浮彫りされています。
向かって右の男神は笏。
左の女神は宝珠を持っていると物の本には書いてありますが、類型の図案であると考えられる双髻タイプの他の依り代から考えて由布である可能性も捨てきれません。
類型:おだんごタイプ
右に村中
左に明治十七申九月日
下に世話人 松井政治郎 妹東清二郎 妹原善知と書いてあります。
村の名前が入るであろうスペースが不自然に空いているのが気になりますが、特に削り取ったような形跡もありませんので、施主の求めに応じてどうとでも追加工できるような石工さんの工夫なのかもしれません。
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神