鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
最終更新:2024-10-6
米子市淀江町富繁には2ヶ所、計2基のサイノカミさんがあるそうです。
そのうちの1基である双体道祖神がここ富繁公民館前にあります。
もう1基は個人宅所蔵とのことで探索を断念。
まぁいいや。
目印
富繁公民館
対象
双体道祖神
参考
塞神考 No.319
淀江みちくさ手帖
淀江町誌
依り代について
大型。
打製石器的形状の自然石に円形の彫込み、中に双体神立像が線刻されています。
彫込みの内側12時の位置に幸神の文字。
寄る年波にかすむ視力を酷使しながら、こういった見えづらい線刻と格闘する石造物探索の因果な…
いやよそう。
彫込みの外、下部にはもの凄い筆圧で富村中の文字。
男神が所持しているのは御幣であるとする資料もありますが、笏ではないかと思います。
画像処理による見立てが理由のひとつ。
もう一つの理由は、墓下タイプの依り代だと考えられるからです。
この事から、男神が佩刀している事、また女神がスライム型の宝珠を所持していると推測することが出来ます。
Gallery
表記ゆれ
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