鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
サイノカミ、道祖神
米子市/淀江町
最終更新:2024-10-5
米子市淀江町西原九区の個人宅にサイノカミが保管されています。
対象の依り代は相対道祖神と男根型石柱です。
目印
不明
対象
双体道祖神
男根型石柱
参考
塞神考 No.340
①角切石に丸彫りに近い、彫り出し内裏雛型双体神座像で寄り添っている。
②五輪塔の頭部と思われる石造物も同じように祀ってある。
男根像として祀られたものか。
先代の頃よりあったという。
①に注連縄が張られている。
この地区の老人より「よそのかかさん盗んで、納屋の隅でうんこらしょ、うんこらしょ」と歌ったという。
なお、嫁、婿の仲介をすることをサイノカミするというそうだ。
②五輪塔の頭部と思われる石造物も同じように祀ってある。
男根像として祀られたものか。
先代の頃よりあったという。
①に注連縄が張られている。
この地区の老人より「よそのかかさん盗んで、納屋の隅でうんこらしょ、うんこらしょ」と歌ったという。
なお、嫁、婿の仲介をすることをサイノカミするというそうだ。
塞神考より
もはや境界神でもなんでもなくモロ淫祠ですね…
五輪塔、宝篋印塔の一部を残して道端に祀ってあるのをよく見かけますが、こういった事例があるとそのどれもが道祖神扱いだったのかもしれないと思えてきます。
あと、「とらばーゆする」みたいな感じで動詞化している様子から、いかにも身近な言葉であったことがわかりますねw
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神