鳥取県西部の民俗と石造物
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
サイノカミ、道祖神
米子市/日野川より東側
最終更新:2024-10-14
米子市新印には4カ所、計5基のサイノカミがあります。
そのうちの1基がここ下新印の新印神社にある石祠です。
ちなみに上新印、下新印、一部は旧新印村から分かれた集落です。
寛政元年、日野郡新印村にあった慈光寺というお寺がこの地に移った事を起源として、新印村という名前になったのだそうですね。
ふるさと米子探検隊(2022.3 米子市立図書館)より。
目印
新印神社
対象
石祠
参考
塞神考 No.363
石に刻まれた祈り2 No.25
ふるさと米子探検隊 第24号
依り代について
平成4年6月に行われた高島氏の調査によると、祠の中には単体神像と文政4年幸神社再建時に奉納された練札が納められていたそうです。
また安政2年の神社改帳には、
幸神 石宝殿一尺三寸四方
祭神 猿田彦大神
とあります。
祠の台石正面には、
文政四年 巳ノ 九月吉日
願主 内田彦三郎
人夫 村中
また左側面には石工 利左エ門と彫られています。
表記ゆれ
サイノカミ、サイノ神、サイの神、才の神、才ノ神、塞神、塞の神、塞ノ神、幸神、幸の神、幸ノ神、妻神、妻の神、妻ノ神